石鎚屋は、別称伊予ノ高嶺。愛媛県中部にある石鎚山脈の主峰。富士山、立山などともに全国七霊山の1つで、江戸初期から石鎚講の信仰が生まれた。頂上天狗岳は急峻で3ヶ所の鎖を伝わって登る。四国では、東の剣山とともに百名山の1つである。
弥山(みせん)から見る天狗岳 (2006.6.10撮影) | 大きな地図で見る |
歩行距離 | 9.8km |
所要時間 | 4時間25分 |
累積標高差 | (+) 637m (-) 637m |
コース |
土小屋07:20 → 休憩所08:15 → 東陵基部08:30 → 弥山09:25 → 石鎚山09:45 → 弥山10:05 → 土小屋11:45 |
今回、愛媛県大西の造船所で行われる仕事関係の研修を利用して、四国の山巡りを計画する。2006年に登った石鎚山(弥山)の印象が強く残っており、再び憧れの石鎚山系の山に登ることになった。その時は時間の関係上、弥山までで天狗岳には登れなかった。今回の天狗岳は最初のチャレンジになる。6月19日 萩からマイカーで出発愛媛県の大西の造船所での研修終了後、移動し21日には、同じ石鎚山系の寒風山と笹ヶ峰に登り、昨日22日は高知市を巡り、まず高知城に行き、桂浜の憧れの坂本龍馬の銅像との対面、龍馬記念館とを見て回った。桂浜、高知城は、生えている植物にもいえることだが、南国的雰囲気を感ずる。夕方、中津渓谷湯の森に立ち寄り温泉に入り、そのあと石鎚山の登山口のある土小屋の駐車場に移動し、車中泊する。四国への旅も今日で4日目になる。
07:20土小屋の駐車場を出発する。07:30石鎚神社裏の登山口入る。ブナの桟道を行き、08:30東陵基部通過、今回は、二ノ鎖小屋裏の二ノ鎖から登ることにする。鉄の通りくぐり、岩壁を2本の鎖を伝いながら登っていく。だんだん岸壁の角度が急になっていく、体に力が入る。中段の踊り場で一休みする。その上の岩壁は鎖が4本になり、その角度は垂直に近くなる。ひや汗をかきながらようやく二ノ鎖を登りきる。次に三の鎖があるが、登らず鉄製階段の迂回路を経由することにする。10:05 弥山(1974m)に達する。雲が山頂付近を覆い、この先の天狗岳が見えない。登れるだろうか。行こうか行くまいか迷ったが、せっかく来たのだから勇気を振り絞り行くことにする。
弥山から鎖を握り少し下り、細い岩稜の上を伝っていく。雲が少し晴れ、角のような天狗岳が見え隠れして神秘的だ。山頂手前の岩稜は刃物のように細くなり、左側は絶壁になっており、その反対側の滑りそうな岩の上を慎重にあるいて行く。冷や汗が出る。09:47ついに西日本の最高峰石鎚山・天狗岳(1982m)に達する。山頂の上にある最高所である岩の上には、小祠が取付られている。反対側の弥山は雲に隠れ、恐怖感が増す。無事に帰れるだろうか。心配になってくる。10:05無事弥山にたどり着く。石鎚山は本当に険しい山だ。鎖場や迂回路がなった時代、ベテランでなければきっと登れるやまではなかったであろう。10:12下山開始。迂回路を通り往路を引き返し、 11:45に無事、土小屋に達する。このあと九万高原の温泉のある国民宿舎、古岩屋荘の古びた温泉に入る。明日は、四国最後の日、瓶ヶ森に登るため、瓶ヶ森スカイラインに入り山麓の駐車場に車を停め、車中泊する。広い駐車場には誰もおらず、時々雲が押し寄せ、不安が増す・・・。
土小屋の駐車場に車を置き出発する。 |
案内板 |
ブナの木 |
もうすぐ鶴ノ子ノ頭 |
瓶ヶ森方向を見る。 |
落石に注意 |
桟道が続く |
落石に注意 |
トラバースする道を行く。 |
鳥居をくぐる。 |
二ノ鎖小屋を通過。 |
↑ 今回は二ノ鎖を登る。かなりきつい。 |
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二ノ鎖 |
二ノ鎖 |
石鎚神社頂上小屋 |
弥山山頂の石鎚神社頂上社 |
弥山山頂 |
マイズルソウ? |
石鎚山・天狗岳(1982m) |
← 天狗岳山頂に向かう。 ↑ 天狗岳山頂に立つ。 |
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天狗岳山頂 |
天狗岳山頂 |
↑ 刃物にするどい稜線・反対側は絶壁だ。 弥山にて。→ 石鎚神社頂上小屋の風力発電 → |
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温泉に入る。 |
国民宿舎、古岩屋荘 |
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